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売上原価の計算(1)

これまで、いくつかの決算整理を学習してきましたが、このページでは、「売上原価の計算」について学習したいと思います。


売上原価って何?と思った方もいらっしゃるかと思いますが、もう少し待ってくださいね。後でじっくりと学習しますので。


「決算の概要」のページで、決算とは「経営成績を明らかにする」「財政状態を記録する」ことを達成するために行う手続きと説明しました。


それでは、企業(お店)にとって経営成績とはなんなのでしょうか?


これについては何度も説明してきましたが、もう1度おさらいしますと、企業(お店)にとっての経営成績は、 いくら儲けることができたかということです。


企業(お店)は、商品売買が主活動になりますから、仕入れた商品を販売して、 いくらの利益を出すことができたかを知ることがとても重要になります。


また、商品がどれくらい売れ残ってしまったのか(在庫数量)ということも重要になってきます。 決算ではこういったことも明らかにしていきます。


それでは、どのようにして明らかにしてくかを見ていきましょう。


利益を表すものに、「売上総利益」があります。一般的には、「粗利益(あらりえき)」とも呼ばれ、 販売した代金から仕入れた費用を差し引いたものです。売上総利益は、次のような公式で求めることができます。


売上総利益 = 売上高 -  売上原価


売 上 高
売上高とは、企業(お店)が商品やサービスを販売することで得た金額の合計のことです。 新聞などでも売上高XX億円突破という見出しを目にしたこともあるのではないでしょうか。

しかし、これだけで儲けているのかを判断するのは適切ではありません。

例えば、10万円でパソコンを販売したとします。これだけ見ると、10万円の売上高(利益)ですが、 このパソコンを仕入れるのに10万円を支払っていたとしたらどうでしょう。

利益は0円ですよね。そういった意味でも、売上高はある程度の目安にはなりますが、 本当に儲けているのかどうかを知るには売上原価も知る必要があります。


売上原価
売上原価とは、 売った商品を仕入れるのにかかった金額(コスト)です。売上に貢献した仕入の総額とも言えます。売上原価は、 次の公式で求めることができます。


売上原価 = 期首商品棚卸高 + 当期商品仕入高 -  期末商品棚卸高


いきなり難しい言葉がたくさん出てきましたが、まずはこういう公式があるんだということだけ知って頂ければ問題ありません。 少しづつ説明をしていきます。


商品を販売する場合、その事業年度に仕入れた商品すべてを、その年度中に売り上げるとは限りません。例えば、 前年度に仕入れたものも含まれるでしょうし、逆に今年仕入れた商品の一部は、売れ残ってしまうかもしれません。


このように売れ残ってしまった(在庫となってしまった)商品を「繰越商品 (くりこししょうひん)」といいます。

決算では、売上に貢献した仕入れ(費用)の総額を明確にするため、棚卸という作業を行います。


棚卸(たなおろし)
棚卸とは、倉庫や店舗にある商品・製品の数量を数えたり、保管状態をチェックして、在庫の価値を計算することです。


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2005年11月16日 04:34

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