簿記 3級試験の注意点について

今回は、日商簿記3級を受験するにあたって、注意しておきたい点をいくつかお話しします。

① 体調管理
当たり前の話ですが、やはり体調管理は重要です。
かの有名な『走れメロス』に「身体疲労すれば、精神も共にやられる。」という一文があります。また古代ローマの風刺詩人・ユウェナリスの詩にも「健全なる精神は健全なる身体に宿る」とうたわれています。
簿記検定の受験にあたっては「精神」を「精神力」と言い換えたほうが適切でしょうか。2時間の試験時間中、それまでの学習成果を存分に出しきるためには、何はともあれ精神力がものを言います。
忙しい毎日、学校や仕事、家事や育児などに大半の時間を割かれ、学習時間を確保するのも容易ではありませんが、その結果からだを壊し、本番で散々な結果になっては元も子もありません。まずは健康を損なわないように心がけてください。

② 受験場所の確認と早めの到着
これも基本的なお話ですが、こういった些細なことが、意外と試験の成否を左右したりするのです。
たとえば、団体ツアーでバス旅行に行く場面を思い浮かべてください。事前にきちんと確認しなかったために集合場所を間違え、散々駆け回って出発時間ギリギリで何とかバスに乗り込んだとします。そんな状況では、座席についてもしばらくは呼吸を整えるのに精いっぱいで、ガイドの声にも車窓の風景にも、とても意識を向けられないでしょう。
それと同じように、試験に落ち着いて臨むためには、受験場所や試験開始時間の確認をしっかりしておき、余裕をもって出発することが大切です。
また試験前にトイレに行く場合、会場によっては非常に混み合うこともあるので、やはり早めに到着して、「トイレ難民」にならないようにしましょう。

③ 雰囲気に呑まれない
検定試験会場には、独特の雰囲気――緊張感や高揚感――があります。そして自分以外の人たちがなぜかとても「できそう」に見えてしまうものです。現役の学生の人たちはふだんテスト慣れしているので、あまり問題ないかもしれませんが、学業から離れて久しい社会人の人たちは会場にみなぎる緊張感や高揚感に気圧されて、本来の実力が発揮できない恐れがあります。「人は人、自分は自分」と心に念じ、気を強く持って試験開始を待ちましょう。

いかがでしょうか。「なんか試験と関係ないことばかりだなぁ」と思われましたか?
日商簿記3級においては、本番前の模擬試験で70点以上をクリアしていれば、実力的には問題ないといえます。

しかし本番で合格できるか否かは、当日の体調や精神状態が大きく影響してきます。毎日の努力を基礎として、試験当日のコンディションにも気を配るよう心がけてください。