学習スケジュールの立て方(残り期間3か月の場合)

今回は参考例として、「試験本番までの期間が3か月」の場合の学習スケジュールを考えてみます。

まず、全体の学習スケジュールを以下の5つに分けてみましょう。

①簿記の基礎知識……2~3週間
②仕訳問題(第1問)……2~3週間
③応用問題(第3問、第5問)……3~4週間
④特殊な問題(第2問、第4問)……2週間
⑤全体の模擬試験……1週間

次に、それぞれの取り組み方と心構えなどをご紹介しましょう。
(臨場感を出すためにやや戦国絵巻風にしています)

①簿記の基礎知識
まずは、試験対策のウォーミングアップともいえる基礎知識の学習です。いわば出陣前の準備運動です。頭のストレッチをするつもりで、気楽な気持ちでテキストを読むことから始めましょう。
とはいえ、一から簿記の学習を始める初学者の方には、ぜひ多めに学習時間を確保していただきたいところです。
最初は見たことのない用語や計算式のオンパレードに拒絶反応が現れるかもしれませんが、それだけで「自分は簿記には向いていない」と考えるのは早計です。ここはぐっと我慢してテキストを読み進めましょう。少しずつでも意味がわかってくれば、徐々に気合が入ってくるはずです。

②仕訳問題
基礎知識をひととおり理解したところで、いよいよ第1問との対戦です。準備運動から気持ちを切り替え、気合を入れて立ち向かってください。
試験本番では仕訳に使用する勘定科目は指示されますが、ここではあえて自分で考えて解答する練習をしましょう。
また、あらゆるパターンの仕訳を解いて戦慣れしておくと、次に立ちはだかる応用問題への対応力も格段にアップします。

③応用問題
仕訳問題にも慣れ、「簿記がわかってきたかも」と思い始めたところで、思い切って副将(第3問)と大将(第5問)にチャレンジしてみましょう。
威風堂々たる副将と大将の登場は、先陣突破で高揚したあなたの士気を一気に打ち砕いてしまうかもしれません。鉄壁の戦陣(試算表や精算表)を見ただけで、敵前逃亡したくなるかもしれません。
しかし、どうかぐっと歯を食いしばり、踏みとどまってください。何といっても、ここを突破しなければ勝利(合格)はありえないのです。
そのためにできるだけ多くの時間を確保して、ひたすら練習問題をこなしてください。何度か繰り返すうちに敵の陣容は少しずつ崩れ始め、突破口が見えてくるでしょう。
攻略開始から3~4週間もすれば、副将も大将もあなたの気迫と熱意に負け、翻意して合格のための力強い味方になってくれるに違いありません。

④特殊な問題
第3問、第5問を攻略し、合格への確かな手ごたえを感じた後、なお時間的余裕がある場合は、第2問、第4問も片づけておきましょう。どちらもやや予測がつきにくい相手ではありますが、第3問と第5問を攻略して格段にレベルが上がったあなたなら、必ず討ち取ることができるでしょう。これらを攻略することは次の戦い(日商簿記2級以上)への足掛かりになりますので、将来への布石を打つ意味でも、少しでも勉強しておきたいところです。

⑤全体の模擬試験
試験本番まで残り1週間になったら、必ず模擬試験を行いましょう。
そのさい、
(1)第1問から第5問までを一気に
(2)制限時間2時間で解答する

…を厳守してください。

また、途中でできない問題に当たっても決して解答を見ないようにしてください。本番でわからない問題に当たったとき、パニックになって他の問題にまで影響しないように慣れておくためです。できない問題はひとまずパスして、他の問題に移るやり方を会得しておきましょう。これも何回か繰り返していると、本番の緊張感に慣れるとともに、最適な時間配分を把握できるようになります。
頭だけでなく、体全体で試験への準備を整える気持ちで、繰り返し模擬試験を行いましょう。