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費用・収益の見越しと繰延べ(1)
決算の目的の一つに、経営成績を明らかにするということがありました。そのためには、会計期間(1年間) の収入と費用がきちんと記録されていなければいけません。
これは当然のことですよね。しかし、取引の内容によっては1年間の収入と費用がきちんと記録できない場合があります。
例えば、1/1から12/31を会計期間としたとします。

この時、8/1に1年分の保険料を一括で支払ったとします。

この図を見ていただくとわかると思いますが、当期は12/31までです。しかし、8/1に支払った保険料は次期の7月分の保険料まで、
含まれていますよね。
これでは、当期の費用に次期の費用(次期の1月~7月分の保険料)まで含まれているので、正しい損益の記録ができません。
このとき、次期の保険料を取り除く必要が生じます。この処理を繰延べ (くりのべ)といいます。繰延べには、費用の繰延べと収益の繰延べがあります。
先ほどの例は、支払保険料が対象なので費用の繰延べになります。次は、収益の繰延べを説明します。
会計期間は先ほどと一緒で、1/1~12/31としたとします。

今回は、手数料1年分を8/1に一括で受け取ったとします。

当期に次期の受取手数料(1月~7月分の手数料)まで受け取っています。これでは、
次期の収益まで含まれてしまうので正しい損益を記録することができません。
こういった場合は、1月~7月分の保険料を取り除いて当期の手数料だけになるように修正する必要があります。
これが収益の繰延べです。
まとめとして、繰延べには
・ 費用の繰延べ
・ 収益の繰延べ
の2つがある、ということだけ覚えておいてください。
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2005年12月13日 08:02
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