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有価証券の評価替え
株式会社が発行する株式や社債、国や地方公共団体が発行する国債・地方債を有価証券(ゆうかしょうけん)といいます。 有価証券の内容についてはこちらをご覧ください。
有価証券の価格というのは常に変動しています。皆さんもテレビなどで「今日の日経平均株価はXXXX円です」
というのを聞いた事があると思います。
有価証券は証券取引所で毎日売買が行われています。したがって、その売買状況で金額が変動するため、
昨日20,000円で購入した有価証券が、今日は10,000円になっているということもあります。
しかし、決算では財政状況を記録しなければいけないので、有価証券の価格がはっきりしないと記録ができませんよね。そのため決算では
「有価証券の評価替え(ゆうかしょうけんのひょうかがえ)
」というのを行います。
有価証券の評価替えとは、有価証券を購入した時の金額(取得原価)と現在の有価証券の金額(時価)が異なる場合、
取得原価を時価に修正することです。
例えば、決算の1週間前に有価証券を50,000円で購入しました。そして1週間が経って決算になりました。その時、有価証券の時価は、
70,000円になっていました。
この時、あなたの持っている有価証券の金額を50,000円から70,000円に修正します。
このように有価証券の取得原価が時価と異なっている場合に、時価で評価替えする方法を時価法(じかほう)
といいます。時価法の呼び方に関しましては特に覚える必要はありません。そういう呼び方をするんだくらいで結構です。
今の例だと有価証券の価格が50,000円から70,000円になったので価格が値上がりましたよね。
このように評価替えによって取得原価と時価の差額が値上がりした場合は「有価証券評価益(ゆうかしょうけんひょうかえき)勘定」
という収益の勘定で処理をします。
それとは逆に、取得原価と時価の差額が値下がりした場合は、「有価証券評価損(ゆうかしょうけんひょうかそん)勘定」 という費用の勘定で処理をします。
それでは、有価証券の評価替えを具体的な取引と仕訳で見ていきましょう。
値上がりした場合(取得原価 < 時 価)
売買目的で所有するA社の株式100株について評価替えを行うことにした。(取得原価 15,000円 、時価
18,000円)
まず、最初に取得原価と時価の差額を求めます。
| 18,000円 | - | 15,000円 | = | 3,000円 |
| 時価 | 取得原価 | 有価証券評価益 |
差額が、3,000円の値上がりなので有価証券評価益勘定で処理をします。
| 借 方 | 貸 方 | ||||
| (有価証券) | 3,000 | (有価証券評価益) | 3,000 | ||
有価証券評価益は、収益の勘定なので貸方に記入します。値上がりしたことで有価証券の金額も増加したので有価証券(資産の勘定)
を借方に記入します。
値下がりした場合(取得原価 > 時 価)
売買目的で所有するY社の株式100株について評価替えを行うことにした。(取得原価 25,000円 、時価
17,000円)
それでは、取得原価と時価の差額を求めましょう。
| 17,000円 | - | 25,000円 | = | -8,000円 |
| 時価 | 取得原価 | 有価証券評価損 |
値下がりをしているので、有価証券評価損で処理をします。
| 借 方 | 貸 方 | ||||
| (有価証券評価損) | 8000 | (有価証券) | 8,000 | ||
有価証券評価損は、費用の勘定なので借方に記入します。値下がりしたことで有価証券の金額も減少したので有価証券(資産の勘定)
を貸方に記入します。
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2006年02月10日 21:55
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The future is an opaque mirror. Anyone who tries to look into it sees nothing bu... [続きを読む]
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コメント
有価証券評価替えの例題で,「値上がりした場合」の時価が問題文中と計算式で異なっています。訂正お願いします。
投稿者 あすし : 2006年02月10日 20:27
あすし 様
この度は、大変貴重なご指摘を頂きまして誠にありがとうございます。
あすし様のおっしゃる通り、問題文中の時価と計算式の時価が相違しておりました。
問題文中 時価 18,000
計算式 時価 19,000
計算式の金額を問題文中の金額である18,000円に訂正いたしました。
単純なミスをしてしまい、ご迷惑をおかけしました。
「わかりやすい簿記」は、皆様に支えられて運営できているということを
あらためて実感致しました。
また、何かお気づきになられましたらお手数ではございますが、コメントを
頂けると幸いでございます。
今後ともよろしくお願いいたします。
投稿者 管理人 : 2006年02月10日 21:56
わかりやすく、参考にさせていただいています。
ひとつ、
値上がりした場合(取得原価 > 時 価)
と値下がりした場合の不等号の向きが違ってはいませんか?
投稿者 さりあ : 2006年06月28日 17:07
さりあ様
この度は、コメントを頂きまして誠にありがとうございます。
さりあ様からご指摘頂いたとおり、不等号の向きが逆になっておりました。
早速、修正させて頂きました。
この度は、ご迷惑をおかけして申し訳ございませんでした。
これに懲りずに、今後とも「わかりやすい簿記」を宜しくお願い致します。
管理人 マサヒコ
投稿者 管理人 : 2006年06月29日 19:00

