仕入帳・売上帳

< 仕 入 帳 >

仕入帳とは、仕入れに関する取引を発生順に記録していく帳簿です。 これまで仕入取引は、仕入勘定に記入していました。しかし、仕入勘定からは、日付・仕入金額は読み取ることができますが、仕入先、商品名、 数量、単価などの情報を知ることができませんでした。

 


仕入帳を作成することにより、「いつ・誰から・どんな商品を・いくら仕入れたのか」という、仕入に関する詳しい内容を知ることができます。


それでは、仕入帳の記入方法を実際の取引と見比べながら見ていきましょう。


5/7 近江商店より次のとおり仕入れ、代金は掛とした。
L商品 7個 @70円
5/10 山城商店より、次のとおり仕入れ、代金は掛とした。
N商品 10個 @80円
M商品 20個 @40円
5/14 5/7に近江商店から仕入れた、L商品に対して、次のとおり値引を受け、
代金は買掛金から差し引いた。
L商品 2個 @70円
5/19 相模商店より次のとおり仕入れ、代金は掛とした。
P商品 9個 @70円
5/20 5/10に山城商店から仕入れた、N商品に対して、 不良品が見つかったため
次のとおり返品し、代金は買掛金から差し引いた。

N商品 8個 @80円

 


① 摘要欄
 ・摘要欄には、仕入れ取引の内容を記入します。
  最初の行に、取引先名と代金の支払方法を記入します。
  次の行に、商品名・数量・単価を記入します。
  
② 内訳欄
 ・複数の種類の商品を仕入れた場合、商品の種類ごとに合計した金額を記入します。
 
③ 金額欄
 ・金額欄は、摘要欄の商品の数量と単価をかけた金額になります。
  内訳欄に金額が記入されている場合は、内訳欄の合計金額になります。

④ 返品や値引があった場合、その取引の日付・摘要・金額を朱記します。

⑤ 総仕入高
 ・仕入れ金額の合計を記入します。

⑥ 仕入値引・戻し高
 ・値引や返品の合計金額を記入します。

⑦純仕入高
 ・総仕入高から仕入値引・戻し高を引いた金額になります。
    純仕入高 = 総仕入高 - 仕入値引・戻し高


< 売 上 帳 >

売上帳とは、売上取引に関する詳しい内容を取引の発生順に記録していく帳簿です。全ての売上に関して、得意先ごとに記録していきます。


売上帳を作成することにより、「いつ・誰に・どんな商品を・いくらで売却し・どういった方法で代金を受け取るのか」 ということが明確になります。


それでは、いつものように取引内容と売上帳の記入方法を見ていきましょう。


11/1 大和商店に、次のとおり商品を販売し代金は掛とした。
L商品 10個 @70円
11/7 11/1の大和商店へ販売したL商品に不良品が見つかり次のとおり値引をし、
代金は売掛金から差し引いた。
L商品 3個 @70円
11/17 相模商店に、次のとおり商品を販売し代金は掛とした。
P商品 9個 @70円



①~④までは、仕入帳と同じ記入方法です。

⑤ 総売上高
 ・売上金額の合計を記入します。

⑥ 売上値引・戻り高
 ・値引や返品の合計金額を記入します。

⑦ 純売上高
 ・総売上高から売上値引・戻し高を引いた金額になります。
  純売上高 = 総売上高 - 売上値引・ 戻し高
  

売上帳に関しては、仕入帳と記入方法はほとんど変わりませんので、どちらかを覚えてしまえば、 仕入帳と売上帳の2つを覚えたことと同じといえます。


仕入帳・売上帳は、記入方法もそれほど難しくないので、比較的覚えやすい補助簿だったんではないでしょうか。

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2005年11月01日 06:46

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Indeed, history is nothing more than a tableau of crimes and misfortunes. [続きを読む]

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