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簿記の通信講座を徹底比較しています
簿記3級の通信講座は色々ありますが、 私の独断と偏見で徹底比較してみました。通信講座を申し込む時の参考にしてみてください!!
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小口現金(こぐちげんきん)

企業は、手許(てもと)にあまり大きな現金は持っていません。
会社の金庫などに大量の現金を置いておくと盗難にあったり、火災などで燃えてしまうといったリスクが考えられるので、 通常は当座預金などに預けてしまいます。

仕入れの際に大きな金額の商品を購入する時は、小切手を振り出したり手形を発行したりします。(手形については次の章で学習します)


しかし、会社内にお金を1円も置いておかないというわけにはいきません。
郵便物を出すときや交通費、電話代、新聞代といった小額の取引には現金での支払いが必要だからです。


例えばあなたが出張で電車やタクシーに乗るときに、交通費を小切手で支払おうとしても駅員さんやタクシーの運転手に 「現金で払ってください。」と言われるでしょう。(言われなかったとしてもかなり嫌な顔をされるでしょうね)


そういったときのために、会社にもある程度の現金を用意しておきます。
この現金を小口現金(こぐちげんきん) といいます。


小口現金は会計係が管理するのではなく、各部署に用度係という係りを設けて管理させます。



< 定額資金前渡法(インプレストシステム) >

小口現金の管理方法の一つとして、 定額資金前渡法(インプレストシステム)があります。


インプレストシステムは、以下のような流れで小口現金を管理します。


(1) 一定の期間(1週間・1ヶ月)に使用する金額をあらかじめ見積もってその金額の小切手を会計係から用度係に前もって渡し、 用度係は小切手を換金して現金を管理します。


(2) 用度係は、交通費や電話代、雑費などの小額な現金の支払いを担当しその支払額を現金出納帳に記入します。


(3) 用度係は、週末(月末)などに会計係にその週(月)に使った金額を報告します。


(4) 会計係は、用度係から報告された金額と同額の小切手を用度係に渡します。
これを補給といいます。


インプレストシステムでは、使われた小口現金と同じ金額を補給しているため、週初、 月初には用度係の手許に常に一定金額の小口現金が用意されています。


それでは、(1)~(4)までの会計係と用度係のやり取りを仕訳してみましょう。


(1) 小口現金の前渡時:
用度係に小口現金を前渡しした時は、小口現金勘定(資産の勘定)の増加として借方に記入します。


 定額資金前渡法を採用し、用度係に小切手50,000円を振り出して支払った。

借   方 貸   方
(小口現金) 50,000    (当座預金) 50,000


(2) 用度係が小口現金で支払ったとき
これは、用度係が小口現金を使って支払いを行ったケースです。

用度係が、交通費2,000円 新聞代3,600円を小口現金から支払った。


これは仕訳を行いません。
なぜかというと、仕訳は会計係が行います。この場合、用度係が支払をしているので会計係はその事を知りません。


なので、会計係は仕訳をつけることができないため仕訳を行いません。後日、用度係から報告を受けたときに初めて仕訳を行います。


(3) 用度係から支払いの報告を受けたとき
先ほどは、用度係が支払を行っていたので会計係はその事実を知らないと言いました。会計係は、 この報告を受けて初めて小口現金が何に使われたのかを知る事になります。


その際の仕訳は、支払額を小口現金勘定(資産の勘定)の貸方に記入し、各種費用の勘定の借方に記入します。


用度係から、7月中の支払について次のような報告があった。

通信費 800円 交通費 1,200円 光熱費 12,000円

借   方 貸   方
(通信費) 800   (小口現金) 14,000
(交通費) 1,200  
(光熱費) 12,000  


(4) 小口現金を用度係へ補給した
 会計係は小切手を振り出して、用度係へ小口現金を補給します。  その際に、 報告を受けた金額と同額の金額の小切手を振り出すことに注意してください。 補給額を小口現金勘定の借方に記入します。

 用度係から(3)の支払報告を受けた14,000円について同額の小切手を振り出して小口現金を補給した。

借   方 貸   方
(小口現金) 14,000    (当座預金) 14,000


(5) 用度係からの支払報告と補給が同時のとき
用度係からの支払報告を受け、直ちに小口現金を補給した時は、小口現金勘定を相殺します。


(3)の支払報告と(4)の補給が同時だった場合のケースを見てみましょう。


用度係から、7月中の支払について次のような報告があったので直ちに同額の小切手を振り出して小口現金を補給した。
通信費 800円 交通費 1,200円 光熱費 12,000円

借   方 貸   方
(通信費) 800   (当座預金) 14,000
(交通費) 1,200  
(光熱費) 12,000  


この仕訳は、下記のように小口現金勘定を相殺した結果です。


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2006年02月24日 04:55

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コメント

定額資金前渡法で、翌日補給と即日補給とありますが、どちらにしても小口現金勘定を使ってもいいのでしょうか?

投稿者 みはら : 2006年06月12日 14:40

みはら様

この度はご質問を頂きまして、誠にありがとうございます。

小口現金勘定の使いかたについてのご質問ですが、即日補給の場合は、報告と補給の処理をまとめてしまうことができます。

上記コンテンツでも、

用度係から、7月中の支払について次のような報告があったので直ちに同額の小切手を振り出して小口現金を補給した。

というのがありますが、小口現金勘定が相殺されているので、仕訳には、小口現金勘定を使っていませんよね。

簿記検定試験でも、こういった風に、小口現金勘定が省略されている場合は、小口現金を即日補給したと解釈して頂いて良いと思います。

それでは、簿記の学習がんばってください。

今後ともわかりやすい簿記をよろしくお願いします。

投稿者 管理人 : 2006年06月18日 07:02

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