現金過不足

家計簿をつけている方なら経験があると思いますが、 1週間とか1ヶ月分の家計簿をまとめてつけた時に実際の現金の残高と家計簿上の現金の残高が一致しない時ってありますよね。

そういう場合、皆さんならどうしますか?
私の場合は、実際の現金残高が少なかったら家計簿に使途不明金という支出の項目を作って家計簿上の残高を減らして帳尻をあわせてしまいます。


実際の取引、特に現金取引は毎日頻繁に行われるので実際の現金残高と帳簿上の残高が一致しないということがおきてしまいます。


原因としては記帳漏れや記入ミスなど色々考えられますが、このような場合、帳簿の金額を実際の現金残高に合わせます。
その時、簿記では原因となる相手勘定に現金過不足(げんきんかぶそく) 勘定を使用します。


現金過不足勘定は、実際の現金残高と帳簿の残高を一時的に同じにするために使用する勘定科目なのでもし、 後で差額の原因が分かったときは現金過不足勘定から後で分かった勘定科目に振り替えます


現金過不足は、以下の場合に使用します。

 ① 「実際の現金残高と帳簿残高の不一致が判明したが原因が分からないとき」
 ② 「不一致の原因が分かったとき」
 ③ 「決算の日まで不一致の原因が分からなかったとき」
※③については、決算のページ(現金過不足の決算整理) で学習しますので、ここでは、学習しません。


さらに「実際の現金残高と帳簿残高の不一致が判明したが原因が分からないとき」は、
 「実際の現金残高が帳簿残高より少ないとき」
 「実際の現金残高が帳簿残高より多いとき」
で仕訳の方法が変わってきます。


以上の点を踏まえて現金過不足勘定を使った取引と仕訳を見ていきましょう。


①実際の現金残高が帳簿残高よりも多い事が判明した時: 実際残高>帳簿残高

この場合は、 帳簿上の現金勘定を増やして実際の現金残高に合わせます。


実際の現金の残高を調べたところ3,000円であったが、帳簿残高は2,000円であった。
不一致の原因は分かっていない。

借   方 貸   方
(現  金) 1,000   (現金過不足) 1,000


②実際の現金残高が帳簿残高より少ない事が判明した時: 実際残高<帳簿残高

この場合は、帳簿上の現金勘定を減らして実際の現金残高に合わせます。


実際の現金の残高を調べたところ4,000円であったが、帳簿の残高は6,000円であった。
不一致の原因は分かっていない。

借   方 貸   方
(現金過不足) 2,000   (現  金) 2,000


不一致の原因が分かったとき

不一致の原因が分かったときは、 現金過不足勘定を正しい勘定科目に振り替えます。


①の不一致額1,000円は、売掛金を回収したときの記帳漏れであることがわかった。

借   方 貸   方
(現金過不足) 1,000   (売 掛 金) 1,000


このように、実際の現金残高が帳簿残高よりも多い原因が判明した時には、 その判明した金額を現金過不足勘定の借方と判明した原因の貸方に記入します。


②の不一致額2,000円の原因が、買掛金の支払時に記帳漏れをしていたことが分かった。

借   方 貸   方
(買 掛 金) 2,000   (現金過不足) 2,000


実際の現金残高が、帳簿残高よりも少ない原因が判明した時には、判明した金額を現金過不足勘定の貸方とその原因を借方に記入します。

 

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2006年02月27日 06:05

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